ルールは最初に決めておく

長男を育てて大事だなと思ってることは「ルールは最初に決めておく」ということ。すでにやっていること、権限が自分にあると思い込んでいることを制限されることにものすごい抵抗感があるらしい。

例えばゲーム。
やりたい放題だったのを制限しようとすると信じられないぐらい強い抵抗にあう。
その抵抗たるや命すらどうでもよいのかと思えるほど。

心理の先生によると「すでに得ている利権を不当に剥奪されたと感じる」かららしい。

なので、買うまえ、与える前にルールを決めておく。
先に双方合意できるルールを決めて、解釈の余地を残さないようにまとめて、できれば記録に残しておく。(あとから「これはそういう意味じゃなかった」「違う意味だと思ってた」などと高確率で言い出すから)

ルールを破ったときの対応も決めておく。

そしてルールは厳密に運用する。

一回の「今日は特別」が命取りになるから。特別を引き出すためのあの手この手の交渉(というかゴネ)にこちらが辟易してルールが台無しになるか、本人がゴネることに体力気力を使い果たして本来やるべきことができなくなってしまうから。

何回かの衝突を経て「ルールを破っても何の得もない、むしろ大損」「泣こうが暴れようが不機嫌になろうが親は対応を替えない」と学んだ長男は最初にルールを決める時も慎重になったし、決めたルールの範囲内で工夫するようになってただでさえ大変な発達障害児育児が幾分楽になった。

中学生になった今は「ちゃんとルールを守れば信頼され、自分の権限が増えていくこと体験」してもらうフェーズ。大人でも自分を律していくことは難しいけれど、がんばれ長男!!

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