支援学校で受けられる教育一例 発語・言語理解なし(当時)9才次男の場合。

発語のない次男は要望を伝えられず度々学校で癇癪を起していた。家で絵カードを使ったコミュニケーションが徐々にとれるようになっていたので学校側に伝えると担任の先生が「学校でも取り組んでみましょう」と考えてくださった内容を紹介。

画像見えにくいと思うので文字おこししてみる。

昼休みの過ごし方を選択して伝えるカードに加えて、今日からほしい文具を伝えるためのカードの使用を始めてみました。朝、支度がおわってから朝の会が経験るまでの間に取り組むプリント学習で使用する文具です。えんぴつ、ペン、鉛筆削り、穴あけパンチの要求があり、今までは自分で棚のところへ来て、なんとなく先生に伝えていました。文具一式を扉のあるロッカーの中にしまい、カードで伝えられたら先生が手渡すようにしました。今日はいつもあった場所をチラチラ見て「無い」ことが落ち着かないようで、少しないたり「カニカニカニ・・・」と声を出したりしていましたが、ルールは分かって、徐々にサポートがなくても自分でカードを選び、ボードに貼り、先生に手渡すことができるようになっていきました。指差しで伝えようとすることもありましたが、やはり不確実なところがあるので、1枚を選びとって確実に伝える→伝わる!うれしい!の経験をできるようにしていきます」

文字と写真カードのボード

※「ぐんて」「ぞうきん」は不要なのですが正しく選べるようにあえていれています。

くださいボード

※えらんだカードを貼る・「ください」の文字イラストはあらかじめ貼ってある


  1. ほしいもののカードを選び、くださいボードに貼る
  2. くださいボードを持ち、先生に渡して「くださいサイン」をする
  3. 先生は「〇〇ください、だね」と確認する
  4. 〇〇を手渡す
  5. 先生は「くださいボード」と「カード」を元の場所に戻しておく

※要求するものは自分で取れない場所に保管

※必要に応じて別の先生が本人の動きをサポートする


絵カードは適宜入れ替わっているようで、現在でも次男のコミュニケーションは基本的にはクレーンと絵カードになっている。(こちらから伝えるときは次男でも理解できる数語の単語と絵カード。12歳で物にはそれぞ名前がついているとwaterしたようで相変わらず発語はないものの、いくつかの単語は理解している様子。海苔とかチーズとかw)

欲を言えばPECSを学校で取り入れてほしいけど、大変なんだろうなぁ。

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